まえがき
こんにちは、こんばんは、さつま芋です。
他人に教えることは意外にも自分にとっても学びがあると思っています。
情報の整理として これまでに得た経験を紹介します。
FXの勝ち筋
平凡なトレード手法を基に、実践的な勝ち筋を紹介します。
ドルフラ(USDCHF)の1時間足(H1)チャートに20期間の単純移動平均線(SMA)を表示したもので、勝敗には20期間の平均値幅(ATR)を利用します。
とりあえず買いのみの手法で、条件は次の3つです。
①SMAが上傾斜(4時間前より上に位置)
②SMAの価格上で買い注文(ロングエントリー)
③ATRの2倍だけ上昇すれば利確、同じ分だけ下落すれば損切り(損利同等)
ちょうど上のチャートは買いでエントリーしている状態で、上側の価格ラベルまで上昇すれば勝ち、下側の価格ラベルまで下落すれば負けになります。
単純なトレード手法ですが、SMAの傾斜に順張り(押し目買い)しているので、突飛(とっぴ)な方法ではないと思います。
以上をまとめると、相場の分析とか世界の情勢とか難しいことは考えず、こういう単調な作業を資金管理しながら繰り返します。
ちなみに、資金管理法はネット上で公開されており、マーチンゲール法、ダランベール法、モンテカルロ法など、調べれば詳しく解説されています。
今回のトレード結果
実は、この後に急落して負けてしまいます。
なんか腹立ちます!(# ゚Д゚)
今回のトレードでは損切りせずに様子見すれば建値で逃げられたのですが、そういう分析はしません。
気持ちを切り替えて、次のエントリー条件が揃うまで静観するだけです。
と、こんな感じで、勝ったり負けたりをダラダラ繰り返して僅(わず)かに勝ち越すのが実践的なFXだと思います。
手法の死角
FXの勝ち筋は上で示した通りですが、ほとんどの人が手法を守りきれないと思います。
実際に最大連敗数を過去検証すると7連敗でした。
勝率55%で7連敗するのは信じられないかもしれませんが、間違いありません。
まず負けて、また負けて、その次も負けて、…と二週に渡って7回連続で負けてしまうと、8回目のトレードを冷静に続けられる人が どれほどいるでしょう。
むしろ、「この手法じゃダメだな…」と見切りをつけるほうが自然です。
年間を通して見れば「勝てる手法だった」となりますが、逆境の渦中で手法を守ることがFXの本質的な難しさだと思います。
負けてるときほど手法を変えてはいけないのかもしれませんね。
分析の勉強やめました
「相場分析の勉強をしたら勝てる説」は未(いま)だに理解できませんし、FXビジネスのセールストークだと思っています。
分析力を信じている人には怒られそうですが、今となっては分析なんて必死に勉強するほどのものだとは思えません。
なまじっか分析法(チャートパターン・テクニカルインジケーター)があるため、分析をネタにした情報商材や投資スクールなどが多数存在しますが、FXに秘密の情報は不要でしょう。
勝てない原因は、情報不足・情報過多ではなく逆境時の立ち回りです。
学力で欲求は抑えられないように、分析すれば勝てるという考えに私は否定的です。
いっそのことFXをガラポン抽選機(当たり玉51個、外れ玉49個)と捉え、100個全部を出し切って2個だけ勝ち越すほうが合理的だと思います。
あとがき
高額で手法を教えたり商材を売ったりする人がいますが、手法だけならプログラミングで比較的簡単に作れます。
適当な条件を3つ4つ挙げて、過去検証で勝敗を確かめるだけです。
もしも期待値がマイナスならば、売りと買いを反転させて「勝てる手法」の完成です。
ゴールドラッシュで儲けたのが実は道具屋だったらしいですが、それに近いものを感じますね。
…………、読者は少ないものの、今回は本音が出過ぎたかもしれません。
以上、さつま芋でした。